今日より、渋谷のパルコファクトリーで、坂千夏さんの個展、「ゾウを食べるには一日一口ずつ」が始まっています。
私の友達で、坂さんと親しい人がいて、開催前日のオープニングパーティーにお菓子をプレゼントしたい、とのこと。坂さんの絵は実際に見たことがなかったので、チラシや坂さんのブログをから、どんなケーキにするかあれこれ考えました。
坂さんはゾウをよく描かれていて、ゾウは安心をもたらす守護神のような存在。絵にこめられた、生きているというメッセージ。食べ物は、生き物に取り入れられてそのからだの一部となり、排泄されて雨や土や空気になり、・・と巡る生命について、最近私が思うこととあわせて、今回の個展のテーマを土台に、ゾウの形で、ちょっとずつ食べられるケーキにしよう、と決めました。
まず、チラシを丸めてテープでくっつけて、ゾウの形を作り、それを型に、麻紐でゾウの形の網を編みました。その中にいろんな果物の味の、小さい丸いケーキを詰める。ケーキには、果物の味や色ができるだけダイレクトに出せるように、果物のピューレをたっぷり混ぜ込んであります。ゾウに食べられた果物がゾウになり、今度は私達がそれを食べる、という感じ。
仕上げに、頭の上にちょこんと葉っぱを挿して飾り、お祝いの帯を巻きました。捧物みたい。ゾウはちょっとずつ食べられて、かたちがへたーっとなっていきました。
写真で見ると、もぐらみたいでかわいいです。私も食べたかったなぁ。
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