2010年10月5日火曜日

絶対はない

私の食生活は今、ゆるいマクロビオティックとローフードを織り交ぜたスタイルです。両者は相反するところが多い(というかほとんど逆)のだけれど、体に聞きながら、バランスをとっていったらこうなった。



マクロやローフードに思いっきり傾倒している人や、先生と呼ばれる人には中々理解してもらえないと思う。マクロ入りたての頃の私もそうでした。



マクロビオティックで体を立て直していた頃は、それにすがり、玄米さえ食べていれば大丈夫なんだ、と信じていた。知識だけで食べて体に聞かないから、もともと陽性な体質がどんどん陽性化して、ガリガリ(体重39キロ!)の黄色い顔の人になった。



今は、朝は生野菜と果物のスムージーがちょうどいい。真冬になって、体が違うよと言って来たら、味噌汁にでもしようかなと思っている具合。ローを取り入れる(サラダをよく食べるだけですが)ようになって、いいかんじにゆるんでいる私の体。



状態によってはもちろん、一定期間マクロビオティックの標準食で体を修復するのが必要な人もいると思う。添加物多量摂取や砂糖依存で体の声が聞こえなかったり、病後など弱っているときは、消化の易しい火を通したものが体を回復させてくれたり。



体は、季節や一日の中で変化していくから、年がら年中、つねにこれがいい、という食べものはないと思う。夏は玄米を食べたくなくて、麺類や分付き米にサラダをもりもり摂っていたけど、秋になってもちもち玄米がおいしく感じ、お味噌汁も飲みたくなり、サラダは浅漬けに近い感じのものになった。



マクロの教科書では、とにかく玄米は神様のような存在(このせいでマクロが広まらないんじゃないかと思ってる)。全粒穀物がいいのはもちろん分かるけど、体質でどうしても合わない人もいるし、好みもあるだろう。栄養はあるけど、ミネラル摂取の妨げになるフィチン酸もふくんでいるし、万能じゃない。その辺がページに載ってないのもなんかズルイ。



頭で考えるより先に、体が何を欲しているか聞く。そうすれば、人の考えた理論通りの食事が必ずしも自分に合うかどうか、分かると思う。何よりもまず、今日の私の体を支えてくれる、有り難い食物たちに感謝して頂くこと。一番大事なそれを、忘れないでいよう。





1 件のコメント:

  1. yokoさん、いいお話をありがとう。
    私も同感。
    マクロもローも他のものも、それぞれいいところは
    あると思う。
    でも自分にはどうかな?家族にはどうかな?と
    カラダとココロの声を聞くことが一番大事だよね。
    玄米を食べたことがない人が多いので、
    まず一度は食べてほしいんだけど、
    合わなかったら迷わず分づき米にして、と
    友人達には話しています。
    食べ物に感謝する気持ちと、愛情が一番大切だよね!
    なんか勇気が出たよ。ありがとう〜。

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